『やつ』ということば!!「そちらの赤いやつ」

高橋弘幸-国語辞典

  最近、物を指し示すときに「やつ」という言葉をあちこちで耳や目にする。実際、私も無意識に使っているかも知れない。
 例えば、「そちらの赤いやつ」「○○みたいになってるやつ」「落ち着いて清潔そうに見えるやつ」など…
 また、情報番組のアナウンサー(女性)が紹介された商品に「私もそんなやつほしかった…」と発言していたのには驚いた。

 この「やつ」という言葉は、イメージ的には、男言葉で、乱暴で汚く、人や物を見下すように感じる。
 しかし、辞書を調べてみると。
 ―目下の者に親愛の意をこめていう語。「弟はいいやつだ」―
 という意味もあるようだ。日本語は難しい!
 
やつということば しかし、「やつ」という言葉が一般化しているのも事実だ。そして、方言として昔から使われてきたという経緯もある。
 つまり言葉は、生き物で時代とともに変化している。
 この「やつ」もマイナスのイメージを感じない人も多いだろう。
 使い分けをしている場合もあるようだ。
 『もの(物)』には「やつ」を使うが『人』には「やつ」は使わない。
 やはり、私も「やつ」を使っているなぁ
 注意して使いたいものだ。

【注意】(2014年1月記)掲載記事は、内容がかわっている場合があります。 
     内容に『過誤』があるかも知れないことをご理解ください。
     率直な感想・気持ちなどを記載しました。

高橋 弘幸

投稿者プロフィール

川崎市北部の長沢地域でまちづくり活動に参加(らぶながさわ)。また、(宮前区)長沢自治会の役員。宮前区観光協会web担当。福祉系NPO法人の事務局長として、[pipi]の愛称で「里山福祉」「下町福祉」を全国的に発信中!!  地元川崎の「川崎フロンターレ」「川崎純情小町☆」を応援(^.^) お仕事は、建築業(企画・広報)。

この著者の最新の記事

関連記事

コメントは利用できません。

おすすめ記事

  1. 光明山 照曜院 大蓮寺

    2020-1-28

    第22番札所「光明山 照曜院 大蓮寺」さん

     「大蓮寺」さんは、聞能上人(延宝6年1678年)が開山。  寛永2年(1625)に創建したといい…
  2. 2020-2-1

    醤油と地域「醤油から日本が見えてくる」

     醤油は、麹(こうじ)によって醸される日本の伝統的な発酵調味料で、かつては家庭で作られ、小麦と大豆、…
  3. 川崎純情小町☆-高橋弘幸

    2021-2-16

    川崎純情小町☆さんと長沢商店会PR動画

     長沢商店会(多摩区)のPRのセスのお手伝いをしました。  テーマは、長沢商店会を川崎のアイドル「…
  4. 好きな映画

    2020-9-23

    (好きな映画)勝利への脱出

     [勝利への脱出/1981年/アメリカ]  この映画は、占領下のパリで行なわれることになったドイツ…
  5. 高橋弘幸-宮前区産のフキノトウ

    2020-2-3

    いつまで食べられる? 宮前区菅生産のフキノトウ!!

     フキノトウの季節になった。  宮前区菅生に毎年「フキノトウ」が自生する。  今年は、少し早いか…

高橋弘幸の自己紹介

ページ上部へ戻る